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物語に挑戦 [物語 『fox burrow』]

 
すっかりご無沙汰でしたが
Livlyの事を思わない日なんてありませんでしたよ(病気)
妄想癖があるので当然といったら・・・・・  まぁそうなのですが

そんな妄想癖が功をそうして(?)お話なんぞ書いてみました。


グリーネが女の子とドキドキの同居生活を開始するお話です


※誇張表現をたっぷり含みます。8割方嘘です。

 

興味など御座いましたら「ページを開く」からお進みください
(下にワープするだけなんですが・・・ ほら!雰囲気って大切じゃないですか!!)


あ、別に年齢制限とかあるお話ではありませんので悪しからず(ニヤリ)
 




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あとがきに進む (絵があります)





















































































































































 



真夜中近く。

小さな家の小さなドアを通って、一人の背の高い青年がお店のカウンター裏へ現れました。

ランプから漏れる光が映るのは若葉色の瞳。
彼は、この小さな薬草屋をひとり切り盛りしている金褐色のクイ、
グリーネです。

棚や大振りの瓶へ仕込みを終えた薬草を詰め、ふと 引き出し式の薬草棚の上へ目をやると

「・・・・・・?」

何かがいます。

(あ~・・・ ネコ・・・かな? でもワタメじゃないし、なんか違うな・・・・・・)

「こんばんは」

グリーネが話しかけると、ビクッと反応した何かは縮こまってしまいました。

「ちょっと失礼」

ランプを掲げて見ると・・・・・・。
不思議な模様のクイらしき動物がグリーネを見ています。
耳や手足の先が黒い小柄なリヴリー。

「こんな所でどうしたの?降りられないの?」

「ガゥ!」

そっと手を伸ばすと、物凄い剣幕で牙を剥きました!

「恐がらなくてもいいって。何もしないよ。あれ、怪我してるの?」

見れば、その生き物に向かって血の跡が伸びています。

「結構深そうだな・・・。おいで、手当てしないと」

「グルルル・・・」

唸り声を上げるその子に臆する事無くグリーネが手を伸ばすと・・・・・・

ダッ!!

「うわっ!」

グリーネの頭を踏みつけて、ポーンとイスの下に逃げ込みました!!

「身軽だなぁ・・・」

頭を摩りながらグリーネが近付くと、ガッシャンガッシャン器具を倒しながら別の場所へ

「うわぁ! こらこらこら!」

難を逃れたガラス製の器具を移動させながらグリーネは生き物を目で追いました。

(怖がっちゃってダメだな・・・ でもこのままにはしておけないし・・・)

ピン!と何か思いついたグリーネは店の奥に引っ込みました。

生き物が「やっといなくなった」とほっとしていると・・・

「我慢比べだったら負けないよ!」

大きなポットにお茶を小さなポットにホットミルクを入れたグリーネが、
スコーンとメープルシロップ、タオルケットを抱えて現れました!

「ミルクとスコーンをどうぞ」

小さなお皿に一式そろえると、そっと生き物の隠れているカウンターの下へ置きました。
その光景を生き物はビクビクしながら見ています。

一方グリーネは、生き物が食べ物に興味がありそうな様子を見届けると、暖炉に火をくべ床にどっしりと座り込みました。

「気が向いたら食べてね。 おやすみー」

あくびをしながらタオルケットに包まり横になりました。

聞えるのは、ぱちぱちと暖炉で火の粉が跳ねる音だけ。




ぴちゃぴちゃ・・・  むしゃむしゃ

暫くして、ミルクやスコーンを食べている音がし始めました。

(お腹すいてたんだなぁ……)

夢中で食べているような音にグリーネは笑いを堪えて寝たふりを続けていると・・・

ぴちゃ・・・ ト……トットットット

食べ終わった生き物がグリーネに近付いて来たようです。

「クンクン」

「もっと欲しいの? じゃあ傷見せてくれる?」

「コーン」

「良い子だね」

優しく撫でると生き物は大きなしっぽをふわっと振って答えました。
抱き込むように自分に座らせ、スコーンを食べさせながら左足の傷の手当。

「何かで切っちゃったの? 可愛そうに・・・」

グリーネの心配を他所に生き物はうとうとし始めています。

「君、名前は?」

「?」

「無いのかなぁ・・・。じゃあ・・・」

こげ茶色の毛並みは、暴れまわったせいでボサボサです。

「ボサボサになってるから『ラウ』、茶色いから『ブラウニー』」

「コーン・・・」

満足げなブラウニーはそのまま眠りに付きました。

「掃除はあしただなぁ・・・」

グリーネも横になるとそのまま眠りに付きました・・・・・・。



+ + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +



「グリーネ、グリーネ!」

「ん?」

グリーネの横っ腹に前足をかけて、ブラウニーがバサバサしっぽを振っています。

「おはよう。呼んだのラウ?」

「グリーネー! いないのかー?」

庭の方で大きな声がします。

「うわぁ 呼んでる! ラウも一緒に来る?」

トットットット とブラウニーは嬉しそうにグリーネの後を付いて庭に入って行きました。




「おはよう! いないのかと思ったよ」

「ちょっと寝坊しちゃって」

「そんな事だろうと思った!」

島の端っこ、波の穏やかな入り江にグリーネ達は出て来ました。
小麦肌のアメノヒグラシの少年が、魚を積んだ小船の上で笑っています。

「あれ、友達?」

魚に興味津々のブラウニーを見てヒグラシ少年は尋ねました。

「うん、ブラウニーって呼んでるんだ。今日は随分沢山取れたんだね! おすすめは?」

「やっぱサケかな! 今年はまるまる太ってて美味しいよ」

「んじゃ、サケ一匹。それと煮干と昆布、干物も何枚かちょうだい」

グリーネは魚と野菜を交換しました。こうやって物々交換で食べ物を得ているのです。

「グリーネんとこはいつも美味くて新鮮な野菜があっていいなぁ」

「ヒグラシのとこの魚だって最高だよ。他の魚屋さんの魚はもう食べられないかも」

「上手い事言って!んじゃ干しワカメも付けちゃおっかな!」

「じゃあ僕は切り干し大根も付けちゃおっかな!」

次の島に向かって出発したヒグラシを大きく手を振って見送りました。




お魚を携えて家に戻ったグリーネたち。

部屋の中には鉢植えの他、乾燥した葉っぱや種、描きかけの植物画などが所狭しと並んでいます。
ブラウニーはそれをきょろきょろと物珍しげに見つめて、なんだかとっても楽しそう。

「取り敢えずご飯にしようか!」

朝ごはんはライ麦パンと野菜たっぷりのサーモンマリネ、はちみつを入れたレモネードです。

「ふたりで食べる朝ごはんっていいなぁ!」

「コーン!」

「ところで、ラウはクイなの?」

クイ特有のぎざぎざ模様を見てグリーネが聞きました。

「グリーネはクイなの。一緒だね」

「喋れるの?!」

「名前、無いリヴリーは喋れないから。 お店、散らかしてごめんなさい・・・」

「あ、あぁ! そんなのいいって!」

リヴリーたちにとって名前は、この世にいるために必用な大切なものなのです。
それは自分と見えない誰かを繋ぐ最初の糸であったり、自分とこれから会う誰かを繋ぐための糸であったり・・・・・・。

「私、クイの黒変種なの」

「そうか~ 名前、『茶色いから』とかじゃなくて、もうちょっと考えてあげれば良かったなかなぁ・・・」

「気に入ってるよ。すごくぴったり!」

先の方が白い尾をひらひらと振って、にこにこしているブラウニーを見てグリーネはほっとしました。




朝ごはんを食べ終えたグリーネは、腰に園芸道具一式、手には大きなジョウロを持って家を出ました。
その後ろには籠をくわえたブラウニー。

「これからー 水やりと山栗拾いに繰り出しまーす!!」

「ふぁーい!(はーい!)」

グリーネの家庭菜園いじりの時間です。



「今年は空梅雨でねぇ 夏場は大変だったんだよー」

小川で水を汲み、それを畑に撒きながらグリーネが言いました。水が染み込む心地よい音と濡れた土のいい匂いがします。

「ここ、室内じゃないんだね」

ブラウニーが見上げる空には、屋根の骨組みの様な物が見えます。

「昔は温室だったんだと思うよ。僕が来た時には天井のガラスはなかったし、中には土もたまって立派な芝生も木も生えてたし」

グリーネの住んでいる小さな家は、巨大な元温室の中にあるのです。
雨風は入り放題ですが、壁はしっかり修理したため外と中の植物が混ざる事はありません。

また、この島は周りが崖に囲まれています。
そのため外の世界と隔絶され、島まるまるひとつが大きな箱庭のようになっています。

「外には森が2つに山が1つ。今朝行った砂浜の両端にはマングローブの林もあるんだよ」

「気付かなかった!  あ、なんか飛んでる・・・」

「あれは山に住んでるパラフィン。 温室の外はミニリヴリーがいっぱい住んでるんだよ」

ピラピラと薄い羽根を羽ばたかせて、パラフィンの群れが庭の上を通り過ぎて行きます。




「いやぁ、人手があるっていいなぁ。  ラウのお陰で明日の昼間での仕事も片付いちゃったよ!」

すっかり日も暮れ、ふたりは家に戻っていました。
拾われるのを嫌がって散々グリーネたちの手を刺した栗たちは水に漬けられて大人しくしています。

「どう致しまして。 ね ね! まだ食べないの?」

「これはマロングラッセにしようと思って。冬の間の保存食」

「へぇー」

「ちゃんとラウの分もあるよ」

「あるの?!」

ぶわっと尻尾を膨らませてとても嬉しそうです。

「でも、食べられるのは13~15日後です」

「二週間もかかるの・・・」

「まぁ、時間はたっぷりあるしね」

おいで、とブラウニーを呼ぶと机とベッドがある二階へ移動しました。

「ラウのベッドはどこにしようかな・・・。窓の近くがいい?」

「ベッドつくるの?」

「だって寝るところ必用でしょ?」

にっこり笑うグリーネを見て、ブラウニーは嬉しいような悲しいような微妙な顔をしています。

「ラウ、お家帰る?」

「私・・・・・・ 島、無いの」

名前がない者は自分の島を持っていないことが多いのです。誰かに捨てられたり、どこからか逃げ出したり、偶然生まれたり・・・
そういったリヴリーはモンスターに襲われ易く、長く生きる事は出来ないのです。

「僕はラウがここにずっと居てくれると嬉しいんだけどなぁ」

すっとしゃがんで、ブラウニーの瞳を見つめました。

「家は小さいけどね。どう?」

「・・・・・・ うん・・・!」

ほっとしたのか、ブラウニーは涙目になっています。

「そんなに嬉しかったのかぁ! 僕も嬉しいよー!」

ぎゅーっと抱きしめるとブラウニーも尻尾をパタパタ振って答えました。

「取り敢えず、今日は僕のベッドでいいかな?」

「グリーネ・・・」

「ん?」

「お店の片付けしてない」

「!!」


一人と一匹の共同生活。
記念すべき1日目は、お店の片づけから始まりそうです。

 

 

 

+ + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + 











あとがき


っと、こんな訳で我きつね穴にキツネっぽい住人が増えたのでした。

キツネクイですよ 新種ですよ(嘘)

 

こんな感じの(↓)女の子です。

 

       
                        
タオルケットはグリーネがかけてあげました。


くせっけ気味・・・・・・ 仲間☆


グリーネの擬人化設定の下にプロフィールも書いてみましたよ! 


グリーネの過去とかこれからとかもう何か色々止まりませんが
それはまだまだ先のお話



 長々と読んで下さって有り難う御座いました!!

 

 

 

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